人気ユーチューバー釣りよかでしょうさんに影響されて海釣り行ってきた!

花梨「旅人さん…」

旅人「なんだよ?」

花梨「ご説明をしていただけませんか?」

旅人「もっと具体的に言ってくんねぇかな?」

花梨「聞きたいことは色々ありますけど、まずこの二日間というものどこに行ってたんですか?」

旅人「海だ。そしてタイトルを見ろ」

花梨「真冬の海にわざわざ釣りに行ってらしたんですか?」

旅人「俺の尊敬するユーチューバーである「釣りよか」さんの動画を見ているとどうしても釣りに行きたくなってしまったんだよ。実際、十年ぶりだぞ…」

花梨「しみじみ語られても困ります。それに…その間、ブログの更新が滞ってましたよ。旅人さん約束しましたよね?三か月は続けてみるって、それでだめなら仕方ないですけど約束を途中で投げ出すような人は人として間違ってますよ!」

旅人「なんで怒ってんだよ?」

花梨「花梨も連れて行ってくれてもよかったじゃないですか!」

 

旅人「直球できたな…ツンデレならそこはもちっと拗ねたりするところなんだが」

花梨「そんな回りくどい自己主張なんてしません!ひとりだけで楽しんでずるいですっ!お一人様専用ですかっ!?ひとり上手ってやつですかっ!?」

旅人「みゆき様の名曲をはさんでくるな…。それにお前は釣りになんて興味ねぇだろ?」

花梨「やったことないですから、でもひょっとしたら興味があるかもしれませんよ」

旅人「魚捌くの好きか?」

花梨「嫌いです。臭いし、匂いは取れないし、内臓とか骨とかゴミ出しするまでに腐ってしまいますし、夏場とか困りものですよ。花梨は切り身のお魚しか買いません」

旅人「連れて行かなかったことを幸運に思うべきなんだぞ?」

花梨「でも釣るのは好きになるかもしれませんよ?」

旅人「やめておけ、釣った魚を誰かに捌かせるのは釣り人の恥だからなっ!釣った魚は自ら捌く!時には釣ったその場で捌き食することもある!釣りは自己完結が基本中の基本だからな、それができないようであれば魚にも他の釣り人にも失礼になる」

花梨「そんな軍隊みたいな規律に縛られたものなんですか?」

旅人「それが釣りだからな。釣った魚を自ら捌き、家族や友人に振る舞うことこそ釣り人の喜び。それができなければ釣りをする資格などない」

花梨「たっ、確かに「釣りよかでしょう」のみなさんはよく釣った魚で宴会を開いています」

旅人「そうだ。釣り人はその志を共有する同志だからな。ときには釣具屋で魚拓をとり、店で知り合った釣り人たちとも釣りにいく。そして釣った魚を分け合い生きていく。その覚悟…いや、その精神がなければ海に針を落とす資格はない」

花梨「本当ですか?釣りよかのみなさんは仲の良い素敵なユーチューバーさんですけれど、そんな戒律に縛られているようには見えませんけど…」

旅人「それを戒律と捉える時点で間違っていることに気付くべきだな。それは釣り人ならば元々持っている精神なのだから」

花梨「花梨には釣り人としての資格がないと?」

旅人「魚よりも肉の方が多い献立を作っている時点で、釣り人としての資質はないに等しいがな」

花梨「随分偉そうなことをいいますね。それでは旅人さんも釣ったお魚はご自分で捌いてください。そして花梨たちに振る舞ってください」

旅人「安心しろ、釣れてないからな」

花梨「…釣りに行ったんじゃないんですか?」

旅人「必ず釣れるものじゃないからな」

花梨「それなのにあんな堂々と語ってらしたんですか?」

旅人「それも釣りのうちだからな。そのポイントに餌を撒き、次回釣る魚を育てることも大事なことのさ」

花梨「あの…、一発殴ってもいいですか?」