読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画「君の名は」はなぜ大ヒットしたのか?勝手に考察そのさん

旅人「君の名はのヒットで日本人のセンスというか好みがわかった気がするんだよ」

花梨「いきなりはじめちゃうんですね?」

旅人「いつも本題に入るまでが長いって御指摘が来たもんでな」

花梨「誰からですか?誰が指摘して下さったんですか?」

旅人「華蓮のヤツだが」

花梨「お姉ちゃんくらいですもんね、このブログを見てくださってる人って」

旅人「悲しむ前に記事数を増やそう…」

花梨「ぐすっ…なっ、涙で前が見えません」

旅人「結局さ、日本人にとって年齢ってのが如何に重要かってのがわかったな」

花梨「すみません、もっと詳しく説明してもらってよろしいですか?」

旅人「日本人の人生観において素晴らしい時期ってのは学生時代であって、社会人や中高年になってしまったら輝かしい思いは出来ないって先入観があるからこそ、十代の恋愛やスポ魂がより美化されるわけよ」

花梨「でも実際十代の頃ってコンプレックスに悩まされるだけで華々しい思いなんて少しもありませんけどね…」

旅人「それを忘れてるというか、なんか勘違いしてんだよな。十代の頃って結構悲惨なんだけど、それを直視せずにいいところだけ見て、若いって素晴らしいとか…そんなことねぇんだけどな」

花梨「若いってことは確かに可能性があるってことですけど、潰れてしまう可能性だって多分にあるわけで…だいたいそんな輝ける可能性を持ってる人なんて何割いるんでしょう?」

旅人「そんな少数派に憧れてどうすんのかね?輝いてる人を見て悪い気はしないけどさ、言ってみりゃリア充を羨望の眼差しで眺めてるってことだろ?それで?なにをどうすんの?自分になにか利益あんの?って思うんだけどな」

花梨「それでも輝いている人の傍にいると自分も楽しい気持ちになるじゃないですか」

旅人「そりゃ恒星に照らされてるだけで調子に乗っちまってるヤツの台詞だな。虎の威を借る狐の考えるこった」

花梨「ひねくれてますね…素晴らしい人は他人もいい気持にさせることができるんですよ。その奇跡を素直に受け入れることは悪いことじゃないと花梨は思います。そこから学ぶこともたくさんありますし、そんな意識が広がれば花梨だって誰かを幸せな気持ちにさせてあげることができるんじゃないかって、そう思えるじゃないですか」

旅人「そんなメルヘンが現実社会で生き残れると思ってんのか?ああん?」

花梨「旅人さんみたいな考えの人が多いから、現実はつまらないって、仕事は苦しいもんだって、そんな悲惨な思想が社会全体に蔓延しちゃうんでしょうね」

旅人「事実、理想通りに生きられない人間が大勢いるんだよ」

花梨「理想?理想ってなんですか?」

旅人「一流進学校を卒業して、一流大学行って、一流企業に勤めて出世するってこった」

花梨「……」

旅人「なんだよ?」

花梨「それが旅人さんの考える幸せなんですか?」

旅人「…それが一般的な考えだろ?」

花梨「それで幸せになれるんでしょうか?」

旅人「それが幸せなんだってのが常識なんだよ」

花梨「常識ですか…でも常識って誰のものでもないはずですよね?常識で生きていって死ぬ間際になってもっと自由に生きればよかったって後悔する人は幸せなんでしょうか?」

旅人「……」

花梨「幸せって常識や誰かの尺度で測れるものじゃないと思うんです。その答えって自分の中にしかないものなんじゃないでしょうか?人間がみんな常識に従って一生を終えるのだとしたら、それは人間じゃなくていいはずじゃないですか?」

旅人「でも、その生き方なら確実に生き残れるんだぞ」

花梨「生きることに真剣になる、何かを努力することは確かに素晴らしいですけど、それはなにも常識に則った方法じゃなくてもいいんだと思うんです」

旅人「……」

花梨「人にはそれぞれ得意分野がありますから、なにも常識にとらわれてしまう必要なんてないんです。だから、旅人さんが言うような生き方が出来なかったからって自分を卑下する必要なんてないんです。みなさん自分の強みを生かして真剣に生きていけば、人は誰でも幸せになることができるって、それが自分にとっての本当の幸せなんだって、花梨はそう思うんです」

旅人「いい話だな」

花梨「タイトルと関係のない話になってしまいました」

旅人「気にすんなよ。それよりもよっぽど価値のある話だったと思うぜ?」

花梨「照れました。だからお風呂にはいってきます」

旅人「まだ沸かしてないけどな」

花梨「いいですよ、花梨が沸かしておきます」