小競り合い その2

旅人「すでにタイトルまでもが本来の目的を見失っているな」

花梨「もはや小競り合いそのものがメインになっている感は否めませんね」

旅人「で、こんかいのアクセス数を教えてくれるかな?」

花梨「聞くんですか?」

旅人「聞かなかったところで許してくれるのかな?」

花梨「世界中の誰もがそれは望んでいないことですから」

旅人「本当かよ?お前だけじゃないのかよ?」

花梨「花梨がどう思っていようとも、昨日の記事で旅人さんの黒歴史を晒すって書いてしまいました。今更なかったことになんて出来ません」

旅人「これが連載物の辛いところだよな。書き下ろしなら辻褄合わせのためにいつでも訂正できるのに…」

花梨「しかし、連載物の方が往々にしてギャラがいいですからね」

旅人「ハイリターンハイリスクなら受け入れてやるが、この状況はハイリスクローリターン過ぎやしねぇか?」

花梨「別に花梨としてはどちらでもいいんですよ?ただこのまま逃げると旅人さんがクズ野郎だってことが世界中の人たちにバレれしまうだけのことですから」

旅人「お前、いま自分がどんな顔してるかわかってるか?」

花梨「旅人さんと一緒だとネコを被らなくていいから気楽です」

旅人「開き直りやがったよ…」

花梨「では、そろそろ時間も押してきましたし、持ってきてくれたんでしょうね?」

旅人「どうせ逃がすつもりなんてないくせに」

花梨「そんな恥ずかしがる必要ないじゃないですか。これが自分なんだって堂々と胸を張っていればいいんです。そんな旅人さんを否定するような人なんて…いませんよ♪」

旅人「すでにバカにしてんじゃねぇかっ!?」

花梨「タイトル、あのライオンのこと」

旅人「朗読すんのっ!?」

花梨「む~、どうしましょう?朗読するにはちょっと長すぎますよ?」

旅人「これでも推敲で結構削ってんだぞ。応募規定が原稿用紙24枚だったからな」

花梨「どちらに応募したんですか?」

旅人「去年の北区内田康夫ミステリ文学賞にな」

花梨「結果はどうだったんです?」

旅人「一次選考にも残れなかった…」

花梨「きっと選ぶ人の見る目がなかったんですよ。よく書けてるじゃないですか」

旅人「慰めなんていらねぇよ。どうせ俺には才能なんてねぇんだから」

花梨「たかが一回の失敗くらでなんですか、あなたそれでも男ですかっ!」

旅人「いっ、痛ってぇ…なんで殴った?なんでそこまで再現した?」

花梨「ときには拳を振り上げることでしか伝わらない気持ちもありますから」

旅人「なら平手にしてくれればいいのに、なにも拳にしなくたってもよかったのに」

花梨「そこまで甘やかすつもりはありませんよ」

旅人「あの名シーンを再現するつもりはなかったんだな」

花梨「それで?どうしましょうか、この小説」

旅人「晒すんだろ?」

花梨「原稿用紙24枚といえど、かなり長いものですからね。果たして公開してどれだけの人が苦痛を感じずに閲覧してくれるかどうか…」

旅人「ちょっとだけだが胸に突き刺さるものがあるな」

花梨「とても最後までは読めたもんじゃないですからね」

旅人「ちょっとはオブラートに包もうか?日本人なんだから」

花梨「宇宙人の設定を組み込むのはどうかと思いますよ?世界観が広がり過ぎちゃいますし、内容に纏まりがなくなってしまいます。なにより全体が嘘っぽくなりますし、序盤の学園設定が蔑ろになっちゃいます」

旅人「だから一次落ちしてんだよ。そんな上手く書けてりゃ一次は通ってるんでしょうよ」

花梨「でも、結構おもしろいと思いますよ。そりゃ小説としては未完成でしょうけどおもしろいところはたくさんあります。特に会話のテンポとか好きな感じです」

旅人「でも一次は通らなかったけどな」

花梨「いつまで根に持ってるんですか?旅人さんを評価してくれる人だってきっといます。観客席の人たちなんてみんなカボチャです」

旅人「俺は初舞台に挑む役者かよ?」

花梨「同じことです。誰だって最初は緊張するものです。でも、そんなこと大したことなんかじゃなくて、大切なことはその先にあるものなんです。それを手に入れるには誰だって傷つかなきゃいけないんですよ」

旅人「なんとなくいい話だな」

花梨「ようやく本来の趣旨に立ち返りましたね。このブログはすべての創作者さんたちを応援しております」

旅人「俺も応援されていたってことか…」

花梨「旅人さんも花梨だけじゃなく誰かから応援されるといいですね」

旅人「してくれりゃいいけどな」

花梨「公開のいい方法がわかったら、そのとき旅人さんの作品は公開しますので、そのときはみなさんよろしくお願いします」

旅人「もっとこのブログの閲覧者数が増えてくれなきゃな」

花梨「だから旅人さんもがんばってくださいね。応援されるために!」

旅人「へいへい」

花梨「やる気注入っ!!」

旅人「痛っ!…お、親父にも殴られたことないのに」