ひぐらしのなく頃に~鬼隠し編についての評価?いえいえ、ただの座談会そのさん

花梨「はぁ…」

旅人「また溜め息かよ」

花梨「旅人さんが昼間っから家ごろしてると憂鬱になるんです」

旅人「酷い言われようだな。俺に安らぎの場はないのかよ」

花梨「もともと旅人さんは居候の身じゃないですか?安らぎの場所なんてありませんよ」

旅人「ひぐらしの後半みたいな状況に追い込まれてんだな?」

花梨「結構…強引に話題を路線変更させましたね」

旅人「そうでもしねぇと俺が追い込まれていくだけだからな」

花梨「わかりました。このままじゃ旅人さんが家出しかねませんからね」

旅人「そういう優しさはあるんだな?」

花梨「……」

旅人「無言っ!?」

花梨「ひぐらしの世界観は昨日語りましたけど伝わりましたかね?」

旅人「たぶんな、そこで今回はキャラ設定についてみていこうと思う」

花梨「ひとりづつですかっ!?」

旅人「なに慌ててんだよ?」

花梨「いえ、…だって、旅人さんてそんなに詳しいんですか?」

旅人「もちろん。全編プレイしてるからな」

花梨「…わかりました。内容の薄い紹介になっても仕方ありませんが」

旅人「誰が一番の要かって考えたんだが、やはり強烈な衝撃を持ってんのが園崎魅音だろうな」

花梨「園崎さんは双子の姉妹ですが、魅音さんあっての詩音さんってところもありますからね。でも、この両者って揃ってこそ意味があるわけですから評価的には一緒なのではないですか?」

旅人「んにゃ、詩音は鬼隠し編には出てねぇけどそれでも魅音の魅力は変わらねぇからな」

花梨「背負っているものが物語の要ですからね。それ言うと古手さんもそうなんですが、そちらは神秘的な部分なので、より具現化されたものとして園崎家はひぐらしの重要な核を占めてますよね」

旅人「各キャラそれぞれ重要なんだけど、物語の筋として最も大事なのが園崎家だろうからな。作者的な観点から言わせてもらえば、園崎家を中心に物語を派生させていくわけだから、ここがしっかりしてるってことがとても重要になるんだよ」

花梨「園崎家があればこそ、他のキャラを自由に動かせるわけですね。例えば北条沙都子さんの話とかでは村よりも家庭的な話を重視されてる感もあるわけですが、それでも雛見沢から脱線はしてないですからね」

旅人「脱線させようがないんだよな。雛見沢で起こることがあまりにも特異過ぎるからどうやっても関連付けさせることができる。また園崎家をぼやかして書いてるところも味噌だな。園崎家ならやりかねない。裏で暗躍してるんだろうって認識があるから、キャラが暴走したってひぐらしの範疇に収まってしまう。それでいて辻褄が外れてない。これは小説を書くものとしては見習いたいところだな」

花梨「やはり一本太い芯が通っていると、多少の無茶はききますからね。そこでどれだけ作者と読者を惹きつけることが出来るのか、もうそこですよね?」

旅人「素晴らしい作品を書けるときは、最初の一行でそれがわかるって言うからな」

花梨「作者さんの気持ちですね」

旅人「いつか竜騎士07さんと対談してみたいんだよな」

花梨「旅人さんも売れなきゃですよ」

旅人「このブログの閲覧数からいうと先は長そうだけどな」

花梨「とりあえずいまは継続あるのみです」

旅人「では、また次回…」

花梨「ほんとうに続くんでしょうか」

ひぐらしのなく頃に~鬼隠し編についての評価?いえいえ、ただの座談会そのに

花梨「花梨もごみ捨て場で雑誌の記事を見つけるまでは、正直期待していなかったんですよ」

旅人「急に始めたな」

花梨「でも、あの記事を見つけてからというもの…この穏やかな日常の裏にどす黒い真実が隠れているかと思うと、その人間の黒さを知りたくてどんどん深みにはまってしまいました」

旅人「抽象的な表現だが、あんまり詳しく説明しちまうとネタバレ認定されちまうからな」

花梨「いえ、いっそのこと全部話してしまってもいいかもしれません」

旅人「なんで?」

花梨「どうせこのブログなんて誰も見てくれてないんですもの…」

旅人「あんまり気にしなくていいと思うぞ?」

花梨「旅人さんは気にならないんですか?」

旅人「気にならなくはないが、こんなもんただの日記感覚だからな。それで誰かが楽しんでくれりゃいいが、押し付けるもんでもねぇからな」

花梨「それはそうですけど…でもちょっとは寂しいじゃないですかぁ」

旅人「そんなに瞳を潤まされてもどうすることもできねぇよ」

花梨「そうですね。旅人さんに過度な期待をしても無駄ですから…」

旅人「拗ねんなよ。少なくとも俺が楽しくねぇってんなら続ける意味なんてねぇんだろうけど…いまんとこ俺は楽しんでんだからいいんじぁね?」

花梨「では旅人さんのためだけに続けるんですか?」

旅人「そうしてくれると大変ありがたい」

花梨「はぁ…仕方ないですね。旅人さんは我儘さんですからね」

旅人「ときに、ひぐらしはなんでこんなにヒットしたんだろうな?」

花梨「親しみやすい世界観というのが大きいと思いますね。ほら、神社とかお寺って神聖なだけじゃなく、どことなく怖い雰囲気もあるじゃないですか?」

旅人「それと同時に文化的な側面もあるな。現代社会において日本ってものを感じさせてくれる数少ないスポットであるだけでなく、日本人としての原点的なものを喚起させる何かがある」

花梨「なんでそんな気持ちになるのかわからないところも魅力的ですよね」

旅人「それをこのひぐらしは上手く作品として纏めてるよな」

花梨「各所にみられるオタク的なノリもちょうどいい箸休めになってますしね」

旅人「それについては賛否両論あると思うな。俺としてはもっと恐怖に走ってもよかったと思うが」

花梨「怖いだけだと、重くなりすぎてしまいます。キャラ設定もみなさん重いものを背負っているのですから気休めは必要というものです」

旅人「そこなんだよな。作者の竜騎士07さんは現役の公務員時代にひぐらしを執筆したらしいが、その知識と経験がキャラに反映されているところが素晴らしい。沙都子なんて、もろに役所の事情が織り込まれてるからな」

花梨「現実的だからこそ読者を惹きつけるんでしょうね」

旅人「実際身近であることだろうからな」

花梨「そういう身近な雰囲気を仮想体験させるところが上手いんですよ」

旅人「絶対にありえないことなんだけど、ありえても不思議じゃないって微妙な感覚にさせるところがな。例えば夜の神社に行くと、現実なんだけど現実じゃない感覚がしちまうけど、そこなんだよな。現実を離れすぎない感覚のフィクション。これこそが多くの人が求めてるもんなんだよ」

花梨「半沢直樹とかもそうですよね」

旅人「仮想現実ってのが大切なんだよな。仮想なんだけど、あくまでも現実であるって前提が信じられなきゃ広い層を取り込めない」

花梨「すべてがそうではないでしょうけど、確かに身近に感じられる作品は人を選びませんからね」

旅人「そこいくと田舎とか神社とかに魅力を感じる人には是非プレイしてもらいたい作品だよな」

花梨「旅人さんも、こんな作品を書かなきゃですね」

旅人「実は現在執筆中だ」

花梨「熟読させてもらってもいいですか?」

旅人「また明日な」

花梨「え?」

旅人「仕事の時間だぞ」

花梨「はぁ、もうそんな時間なんですね…」

 

ひぐらしのなく頃に~鬼隠し編についての評価?いえいえ、ただの座談会そのいち

花梨「はぁ…」

旅人「そんなにこたつを心待ちにしてたとはな、もっと早く出してやればよかったな」

花梨「そんな満たされた溜め息に聞こえましたか?」

旅人「いや、わざと俺がそう思い込みたかっただけだよ」

花梨「旅人さんはもっといろんなことを真剣に考えるべきなんですよ?」

旅人「頼むから説教垂れるのはよしてくれな。俺はここから出る気なんてねぇんだからさぁ」

花梨「すごくものわかりの悪い思春期の弟を持った姉の気分ですよ」

旅人「俺の方が随分年上なんだけどな」

花梨「歳がどうとかやめてください。年重ねてるだけで偉いんなら誰も苦労なんてしないんです」

旅人「へいへい…で?苦労性の花梨ちゃんとしてはなんで溜め息なんかついてんだ?」

花梨「アクセス数が伸び悩んでます」

旅人「そりゃ仕方ねぇよ。この広大なネットの世界に漂流してるブログだぜ?そんな簡単に誰かの目に留まるかよ」

花梨「記事数が増えれば訪問してくれる方も増えると偉い人が言ってましたけど本当でしょうか?」

旅人「それまでに挫けちまいそうだけどな」

花梨「ひょっとしたら花梨と旅人さんの会話がつまらないんでしょうか?」

旅人「それを肯定されると俺の人間性が否定された気になるんだけど」

花梨「では、ネタがつまらないということでしょうか?」

旅人「俺としてはそちらの方だと期待したいところだな」

花梨「では、伝説の超人気作のお力をお借りしてみましょうか」

旅人「なんか…いま一瞬だけど、すげーゲスな眼ぇしなかったか?」

 

花梨「ひぐらしのなく頃に…旅人さんも名前くらいは聞いたことあるんじゃないですか?」

旅人「名前どころか既にプレイさせてもらってるからな。おすすめだぞ、これは」

花梨「おすすめどころか、もう伝説化しちゃってる作品ですからね。アニメ化から漫画、小説、二次創作から同人にいたるまで多くの創作作家さんたちを刺激しちゃったとてつもない作品ですからね。花梨もコスプレしちゃったくらいですから感染力も甚大です!」

旅人「いつコスプレなんかしたんだよ?」

花梨「やめてくださいっ!視線で穢された気分です」

旅人「思春期の娘かっ!?」

花梨「洗濯物は別に洗ってくださいっ!そしてお風呂はシャワーだけにしてくださいっ!」

旅人「実際、娘からそんなこと言われた日にゃ、余命宣告受けたくらいに傷付くんだろうな」

花梨「内容がかなり衝撃的な作品でしたからね。花梨も相当な衝撃を受けました」

旅人「設定がぶっとび過ぎてないところがいいよな。舞台が日本の田舎で学生が主役ってのは結構ベタだけど、どう考えてもありえんようなキャラ設定とかファンタジーとかじゃなく現実感を漂わせた範疇で物語が展開していく。これが竜騎士07さんの世界観で、それこそが俺の求めていたものなんだよ」

花梨「そんな設定だからこそ多くの人に受け入れられたんでしょうね。あまりにも突飛な世界観だと、どうしても人を限定してしまいますから」

旅人「そこいくとジブリは偉大だよな。あんな突飛過ぎる設定のくせして作品中にしっかり引き込んでいく。それだけ世界観を完全に構築出来てるってことなんだけど、万人に受け入れられる世界観を作れるってのが宮崎さんが天才たる所以なんだな」

花梨「旅人さんも小説を書いてる人ですから、その辺りの苦労とか骨身に沁みてわかるでしょうね」

旅人「万人受けする世界観を構築できるかどうかが作家として生き残れるかどうかってくらいに重要な要素だからな。それが出来なきゃ文章が上手くても駄目だな。逆を言うとそれが出来りゃ文章の上手さなんて対して関係ねぇってところだな」

花梨「それは漫画の方がわかりやすいですね。会話の全然ないような作品でも世界観がしっかりしてると引き込まれてしまうものですから」

旅人「弐瓶勉さんのブラムとかそのまんまだからな」

花梨「旅人さんのお部屋には全巻揃ってますよね」

旅人「俺にとってのバイブルみたいなもんだからな」

花梨「調子出てきましたね。このままひぐらしのなく頃にも語りましょう!」

旅人「そうしたいのは山々だか、この続きは次回だな」

花梨「あぐ…もうこんなお時間でしたか」

旅人「仕事は仕事でちゃんとしなきゃなんねぇからな」

花梨「もちろんそうですけど…うぅ仕方ありませんね」

旅人「ほれ、さっさと行こうぜ」

花梨「ああっ、じっ、次回に続きますから、また…」

 

北区内田康夫ミステリー文学賞についての座談会

花梨「旅人さんが落選した文学賞じゃないですか?」

旅人「お前、文学賞なんかに興味あったのか」

花梨「旅人さんが夜な夜な机に向かってなにかしていらっしゃったので少し興味を持ったくらいです」

旅人「まさか俺が小説を書いていたのを知られていたとは」

花梨「いえ、小説とまでは。てっきり日記かなにかだとは思ってましたが…旅人さんにとっては命を懸けた執筆だったわけですね」

旅人「命を懸けても報われないことって、やっぱりあるもんなんだよな」

花梨「そんなことで気落ちしないでくださいよ。報われなくても、努力することは決して無駄じゃないはずです。この苦労がいつかどこかで旅人さんを救ってくれるんです。そこは信じましょうよ」

旅人「いつか来るかもしれない奇跡を信じるよりは、目先の栄光が欲しいんだよ」

花梨「またネガティヴ旅人さんですか、しっかりしてください。また殴られたいんですか?」

旅人「あの名シーンを再現するつもりがないんなら、もう殴らないでくれ。殴られ損以外のなにものでもないからな」

花梨「でも、旅人さんは以前、この賞の一次選考に残ったんじゃないんですか?」

旅人「どこでその話を聞いた?」

花梨「旅人さんの机の上にJ-novelという文学誌がありましたので、覗いてみましたらペンネームで旅人というのがありましたから…違うんですか?」

旅人「違わないな」

花梨「すごいことじゃないですか」

旅人「一次選考に残ったくらいで喜んでいてもしかたないからな。せめて最終選考にの残らなきゃデビューのチャンスなんてねぇよ」

花梨「でも、今回は一次選考落ちだったわけですよね?」

旅人「傷を抉って楽しみたいのかよ?売れない作家を応援するのがこのブログの趣旨じゃなかったのかよ?」

花梨「もはや旅人さんを花梨が応援するだけのブログと化しつつありますれど…なんとかがんばりましょう」

旅人「がんばって応援されても嬉しくともなんともねぇんだけどな」

花梨「また…それでも旅人さんは一次選考は通過なされたわけでしょ。ならその経験を少し語ってみてくださいよ。少しは誰かの為になるかもしれませんよ」

旅人「俺の屍を越えて行け的なものだな」

花梨「屍じゃなくても、旅人さんは越えられまくられてますけどね」

旅人「よーし!まずこの文学賞はかなり良心的な賞だからな。特に初心者にはおすすめだ。なぜなら色々と手厚い対応をしてくれるので作家としてのやる気が上がるのが良い」

花梨「聞こえなかったふりをしていますね」

旅人「応募を受け付けた封書が北区から届くってのも魅力だ。それだと一次選考通過の通知は12月下旬までに通知とあるが、通過している人には11月中には届いているぞ」

花梨「誰ですか?なにキャラなんですか?」

旅人「あと一次選考通過者はJ-novelという雑誌に作品タイトルと作者名が載るだけでなく、もれなくその雑誌が北区から届くという太っ腹体験もできるぞ!」

花梨「二次選考通過者と最終選考に残った人はどうなるんですか?」

旅人「……」

花梨「なんだかすみません。せっかく過去の栄光に浸っていたところなのに」

旅人「これ、本当に誰かのためになってんのかな?」

花梨「さぁ、少なくとも花梨は楽しめましたけど」

旅人「なんだかお前を喜ばせるために俺が犠牲になってるだけのような気がするけどな」

花梨「被害妄想ですよ♪」

旅人「本当はバカにしてんだろ?」

花梨「あっ、もうひぐらしの鳴く頃になんですね…」

旅人「意味はわからんが、なんとなく意味深な台詞のような気がするな」

花梨「これでもちゃんと応援してるんですよ、旅人さんの事を」

旅人「…マジかよ」

花梨「ちょっとだけですけどね」

 

小競り合い その2

旅人「すでにタイトルまでもが本来の目的を見失っているな」

花梨「もはや小競り合いそのものがメインになっている感は否めませんね」

旅人「で、こんかいのアクセス数を教えてくれるかな?」

花梨「聞くんですか?」

旅人「聞かなかったところで許してくれるのかな?」

花梨「世界中の誰もがそれは望んでいないことですから」

旅人「本当かよ?お前だけじゃないのかよ?」

花梨「花梨がどう思っていようとも、昨日の記事で旅人さんの黒歴史を晒すって書いてしまいました。今更なかったことになんて出来ません」

旅人「これが連載物の辛いところだよな。書き下ろしなら辻褄合わせのためにいつでも訂正できるのに…」

花梨「しかし、連載物の方が往々にしてギャラがいいですからね」

旅人「ハイリターンハイリスクなら受け入れてやるが、この状況はハイリスクローリターン過ぎやしねぇか?」

花梨「別に花梨としてはどちらでもいいんですよ?ただこのまま逃げると旅人さんがクズ野郎だってことが世界中の人たちにバレれしまうだけのことですから」

旅人「お前、いま自分がどんな顔してるかわかってるか?」

花梨「旅人さんと一緒だとネコを被らなくていいから気楽です」

旅人「開き直りやがったよ…」

花梨「では、そろそろ時間も押してきましたし、持ってきてくれたんでしょうね?」

旅人「どうせ逃がすつもりなんてないくせに」

花梨「そんな恥ずかしがる必要ないじゃないですか。これが自分なんだって堂々と胸を張っていればいいんです。そんな旅人さんを否定するような人なんて…いませんよ♪」

旅人「すでにバカにしてんじゃねぇかっ!?」

花梨「タイトル、あのライオンのこと」

旅人「朗読すんのっ!?」

花梨「む~、どうしましょう?朗読するにはちょっと長すぎますよ?」

旅人「これでも推敲で結構削ってんだぞ。応募規定が原稿用紙24枚だったからな」

花梨「どちらに応募したんですか?」

旅人「去年の北区内田康夫ミステリ文学賞にな」

花梨「結果はどうだったんです?」

旅人「一次選考にも残れなかった…」

花梨「きっと選ぶ人の見る目がなかったんですよ。よく書けてるじゃないですか」

旅人「慰めなんていらねぇよ。どうせ俺には才能なんてねぇんだから」

花梨「たかが一回の失敗くらでなんですか、あなたそれでも男ですかっ!」

旅人「いっ、痛ってぇ…なんで殴った?なんでそこまで再現した?」

花梨「ときには拳を振り上げることでしか伝わらない気持ちもありますから」

旅人「なら平手にしてくれればいいのに、なにも拳にしなくたってもよかったのに」

花梨「そこまで甘やかすつもりはありませんよ」

旅人「あの名シーンを再現するつもりはなかったんだな」

花梨「それで?どうしましょうか、この小説」

旅人「晒すんだろ?」

花梨「原稿用紙24枚といえど、かなり長いものですからね。果たして公開してどれだけの人が苦痛を感じずに閲覧してくれるかどうか…」

旅人「ちょっとだけだが胸に突き刺さるものがあるな」

花梨「とても最後までは読めたもんじゃないですからね」

旅人「ちょっとはオブラートに包もうか?日本人なんだから」

花梨「宇宙人の設定を組み込むのはどうかと思いますよ?世界観が広がり過ぎちゃいますし、内容に纏まりがなくなってしまいます。なにより全体が嘘っぽくなりますし、序盤の学園設定が蔑ろになっちゃいます」

旅人「だから一次落ちしてんだよ。そんな上手く書けてりゃ一次は通ってるんでしょうよ」

花梨「でも、結構おもしろいと思いますよ。そりゃ小説としては未完成でしょうけどおもしろいところはたくさんあります。特に会話のテンポとか好きな感じです」

旅人「でも一次は通らなかったけどな」

花梨「いつまで根に持ってるんですか?旅人さんを評価してくれる人だってきっといます。観客席の人たちなんてみんなカボチャです」

旅人「俺は初舞台に挑む役者かよ?」

花梨「同じことです。誰だって最初は緊張するものです。でも、そんなこと大したことなんかじゃなくて、大切なことはその先にあるものなんです。それを手に入れるには誰だって傷つかなきゃいけないんですよ」

旅人「なんとなくいい話だな」

花梨「ようやく本来の趣旨に立ち返りましたね。このブログはすべての創作者さんたちを応援しております」

旅人「俺も応援されていたってことか…」

花梨「旅人さんも花梨だけじゃなく誰かから応援されるといいですね」

旅人「してくれりゃいいけどな」

花梨「公開のいい方法がわかったら、そのとき旅人さんの作品は公開しますので、そのときはみなさんよろしくお願いします」

旅人「もっとこのブログの閲覧者数が増えてくれなきゃな」

花梨「だから旅人さんもがんばってくださいね。応援されるために!」

旅人「へいへい」

花梨「やる気注入っ!!」

旅人「痛っ!…お、親父にも殴られたことないのに」

創作作家を勝手に応援する座談会じゃない小競り合い

旅人「てなわけで、今年からこのブログを初めてみたわけだが…」

花梨「一日経過してアクセス数が3名様もいらっしゃいましたよ♪」

旅人「なんか、普通に嬉しいな。どこのどなたか存じませんが誠にありがとうございます」

花梨「でも、どこまで読んでくれたんですかね?」

旅人「できれば最後まで通読してくれたと期待したいぞ…」

花梨「声が震えてるってことは自信がないんですね?」

旅人「こればっかりはわからんからな。世界中のすべての人に気に入られるような人間じゃないし、陽の下に曝されてはいけないような人間なのに」

花梨「なんでそんなに卑屈になってらっしゃるんですか?」

旅人「闇に隠れて生きる~♪」

花梨「やめてください。こんな会話じゃ早々に飽きられてしまいます。いまの旅人さんのネガティヴ発言でさっきの3名様がリピしてくれなかったらどう責任をとるんです?」

旅人「かぼちゃでも持って来れば許してくれるかな?」

花梨「誠意のかぼちゃって、いったいどれくらいの人がわかってくれるんでしょうか?」

旅人「普通、許してくれんよな?だってかぼちゃだぜ?かぼちゃで罪滅ぼしって…」

花梨「じゃあ、旅人さんだって許してもらえないじゃないですか」

旅人「俺はかぼちゃなんか持っていかねぇから、持ってくなら…」

花梨「なんですか?」

旅人「家の権利書とかかな?」

花梨「やけにリアルな回答ですね。そんな現実的な返答なんて望んでなかったのに」

旅人「実際、重すぎて受け取れんよな?」

花梨「それを見越して持っていくんなら、ほんとにゲス野郎ですね」

旅人「頼むから、そんな穢れのない瞳で俺を貶すのはよしてくれ」

花梨「クズ野郎ですよね?」

旅人「同意を求めんなよ」

花梨「ところで旅人さんは気付いてますか?」

旅人「なにを?」

花梨「この会話が本来の企画を逸脱しているという事実にです」

旅人「たしかすべてのクリエイターを応援する座談会だったよな?」

花梨「それがこの体たらくです」

旅人「もしかして俺たちが誰かを応援するなんてことが、すでにおこがましいことだったのかもしれないな」

花梨「少なくとも旅人さんはそうなのかもしれません」

旅人「否定はしてくれないんだな?」

花梨「だから、なんで花梨が旅人さんを応援してるんですか!?あたし達が応援しなきゃいけないのは他のクリエイターさん達です。身内で傷をなめ合ったって一文の足しにもなりゃしません!」

旅人「おっ、怒られた…」

花梨「旅人さん、本当にやる気あるんですか?嫌ならいっそやめますか?この企画」

旅人「此処でやめたら俺はどうなるのかな?」

花梨「正真正銘のクズ野郎ですよね?」

旅人「だから同意を求めてくんなって!俺をどうしたいんだお前は!?」

花梨「少なくともクズ野郎にはなってほしくないです」

旅人「…おっ、おぉ」

花梨「それじゃ続けるんですね?」

旅人「も、もちろん?」

花梨「キレが悪いですね。ふんずまりですか?」

旅人「ひどいこと言ってるぞ?」

花梨「くそ野郎なんですか?」

旅人「より酷くなっているっ!?」

花梨「では、明日は旅人さんの黒歴史である妄想小説を公開…いえ晒すということで」

旅人「なんで言い直した?なんで余計ひどくなるように言い直した?」

花梨「これで明日の訪問者の数が3人さんを下回ったら覚えておいてくださいよ」

旅人「すでに責任を取らせる気まんまんじゃねぇか!?」

花梨「ふふふ、あしたが楽しみですね?旅人さん」

旅人「鬼かよ…おめぇは」

小説投稿サイト「カクヨム」についての座談会

花梨「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします」

旅人「殊勝な挨拶に水を差すようだが、さっさと議題にはいろうぜ?」

花梨「なんですか?なにをそんなに急いでらっしゃるんですか?」

旅人「いや、初っ端からぐだぐだやっちまうと読まれる前に移動されちまうからな」

花梨「確かに3秒で関心を掴まないと誰にも読まれずに終了ですものね」

旅人「カクヨムが運営を開始してもうすぐ一年だが、実際のところどう思ってる?」

花梨「驚いたのが第一回小説コンテストの大賞受賞作品以外の作品も書籍化されること

ですね。大賞作品のみと思ってましたけど、その他にも数作品、合計すると結構な数が出版されるようですから書き手としては嬉しい限りだと思いますけど…」

旅人「なんだか連発し過ぎな気もするな。質りょりも量というか、カクヨムに投稿者を集める為の宣伝効果なんかな?」

花梨「たぶんそうでしょうけど、でもそれだと書籍化した作品の売り上げが振るわなかったら次回から大幅に規模縮小なんてことにもなりそうですけど」

旅人「そんなことしたら投稿者のモチベーションだだ下がりだぞ」

花梨「運営はいったいどうしたいんでしょうか?数打ちゃ当たる作戦でどんどん出版すれば満足なんでしょうか?」

旅人「投稿者とすりゃ出版してもらえばそれで満足だってのもあると思うけどな」

花梨「それで本当にいいんでしょうか?出版して満足なら自費出版でもいいじゃないですか?編集は選んだ以上は責任持ってその作家が食べて行けるように育てるべきなんじゃないでしょうか?」

旅人「なんかその辺りの情熱とか事情が昨今の出版不況に関係してるような気もするな」

花梨「花梨もカクヨムを見ていて、膨大な量の投稿の割には突出した作品が…って思いますからね」

旅人「平均値は上がってるんだろうけど、突出値も下がってるような気がするな。実際、俺が買う本も昭和とか平成前半の作品が殆どだからな」

花梨「本当に天才だって感じる作家さんって圧倒的に昭和世代ですよね。少年ジャンプ黄金期の作家さんって化け物染みてるくらいにぶっとんでますからね」

旅人「そんなぶっとんでる作家がどうして出てこないんだろうな。この前ジャンプ読んだけど、もう完全にオワコンだったしな。こりゃ売れなくて当然だわって悲しくなったわ」

花梨「なにが原因なんでしょうか?経済の停滞とか雇用の問題とか、それとも時代なんでしょうか?」

旅人「経済とか就職氷河期とか…なんか文化的な勢いって景気と連動してるみたいで不思議だよな。ジャンプ黄金期の頃は日本はイケイケだったし」

花梨「つまり、いまは時代が悪いと?」

旅人「時代ってか、なんか色んなことに突っ込み切れてない気がすんだよな。もっとやり切れなきゃいけないに、後戻りができないラインを越えられないというか。そこいっちゃえよって思うんだけど、それができない。どうしても保険に縋って、立ち止まってしまう。そんな感じ」

花梨「それはカクヨムにも言えますよね。何かが足りない、一歩抜き出たものがないそんな作品がとても多く感じられます」

旅人「なんか軽いんだよな。作品も投稿者の気持ちも、それが編集にも伝わるから全体の質が下がってる。結果、業界全体がこの辺でいいかってことになって結果売れない」

花梨「それは是正できる問題なんでしょうか?」

旅人「天才の出現を待つってのが安易な解決策だけどな」

花梨「他力本願で幸せになれるものなら誰も不幸になんてなってやしませんからね」

旅人「運営が有料版カクヨムを作ってみてもいいかもしれないな。投稿者には月額参加料を課して安易な投稿を抑制する。そうすりゃ気合の入った連中のみの投稿になるし、有料化で得た収益で編集の人手お増やして投稿者への助言をしたり、アドバイスしたり、そんなサービスを展開して作家をデビューまで支える仕組みを構築したりしてさ」

花梨「有望な投稿者には参加料以上のメリットがあるわけですね。そうでない人は徐々に減るでしょうし、そこは競争だから仕方ありませんね」

旅人「読者も良質な作品以外は読みたくないからいいと思うけどな。現状はあまりにも作品数が多過ぎて、良作に巡り合うことができない。ランキング上位に位置する古参の作家たちがずっと上位を占めるだけの現状だし、それだと変化がないしチャンスも減る。運営が本気なら有料化でも付いてくる投稿者は必ず居るだろうから一気にやってみてほしいよな」

花梨「では、カクヨム有料化を望むという結論でよろしいですね?」

旅人「今回の座談会はこれでお開きにするけど、またそのうちに次をやります」

花梨「では、また逢う日まで」